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心が変わると身体も変わる☆アーユルヴェーダから学ぶ「人間5鞘論」とは?

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アーユルヴェーダの源泉とも言えるインド思想において、「パンチャコーシャ(=5鞘)」という考え方があります。

パンチャコーシャ(=5鞘)とは、人間を構成している5つの層のことですが、普段私達の目に見えている身体はこの中の層の一つでしかなく、残りの4層は心や精神によって作られています。

心や精神の層は目に見えないものであり、普段の生活で感じづらいものなので、知らず知らずのうちに、余分なゴミを溜め込んで、その人の身体やメンタルによくない影響を与えることがあります。

しかしそれは言い換えると、心や精神を見つめ直すことができたら、身体自然とキレイになっていくということでもあります。

今回はパンチャコーシャの思想を解説するとともに、アーユルヴェーダの知恵を使った、5鞘のクリーニング方法をご紹介します。
少しスピリチュアルな話にはなりますが、もしよろしければ読んでみてください!

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目次
■アーユルヴェーダから学ぶ「パンチャコーシャ(5つの鞘)」とは?
■【パンチャコーシャ①】いわゆるボディの層である「食物鞘」
■【パンチャコーシャ②】気やエネルギーの層である「生気鞘」
■【パンチャコーシャ③】マインドを司る層である「意思鞘」
■【パンチャコーシャ④】記憶や知性を貯蔵している「理知鞘」
■【パンチャコーシャ⑤】真我を包み込む「歓喜鞘」
■本当の自分を取り戻すための4つの方法
■まとめ

アーユルヴェーダから学ぶ「パンチャコーシャ(5つの鞘)」とは?

パンチャコーシャとは、インドの奥義書「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」で説かれている思想の一つで、人体を構成している5つの層(人間5臓説とも言われます)のことを指します。

5鞘は、最表層から食物鞘→生気鞘→意思鞘→理知鞘→歓喜鞘となっているのですが、目に見えるのは、食物鞘の身体の部分のみで、その他の生気鞘・意思鞘・理知鞘・歓喜鞘は、心や精神の部分なので目には見えません

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●ボディ・マインド・スピリットは繋がっている

パンチャコーシャをアーユルヴェーダに置き換えると、食物鞘は「身体(=ボディ)」、生気鞘・意識鞘・理知鞘は「心(=マインド)」歓喜鞘は「精神(=スピリット)」となります。

5つの鞘は、時間・場所・生活・出来事などに応じて常に変化しています。
また、虹のように繋がっていて、それぞれに影響を与え合っています。

精神が変われば心や身体も変わりますし、逆に身体が変われば、心や精神もそれに応じて変わってくるということです。

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●5鞘の最深部にある真我とは?

インド哲学では、パンチャコーシャ(=5鞘)の最深部には「真我」があると考えます。
真我とは、一言でいうと自分自身であり、真我だけが“本当の自分”なのだそうです。
アートマンや魂など言い換えられることもあります。

真我は、5鞘と違って作られたり変わったり無くなったりするものではなく、肉体が死を迎えても在り続けるものです。
また真我は、何かをジャッジしたり、5鞘に影響を与えたりすることがなく、変化を繰りかえす身体・心・精神を外側からただ観ているものだと考えられています。

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●すべての悩みは5鞘のゴミが原因

いつも同じことで悩んだり失敗したりする、あるいは人間関係が上手くいかなかったり、人の目が気になったりして心がモヤモヤする…多くの人が経験していることだと思います。

このような問題は、5鞘に溜まったゴミを取り除くことで晴れるかもしれません。

イメージとしては、傷がついたCDを修復するようなものです。
CDに傷がつくと、音がおかしくなったり途切れりします。
しかし、目に見えないホコリや傷を取り除けば、美しいハーモニーを取り戻すことができます。

5鞘のクリーニングもそのようなものです。
幸運を引き寄せたり、何かをアップデートしたりするのではなく、歪んでしまったものや、滞っている部分を本来の状態に戻すようなことです。

5鞘のゴミを取り除くために、まずそれぞれのについて知る必要があります。

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【パンチャコーシャ①】いわゆるボディの層である「食物鞘」

・まずは、最表層にある「食物鞘」です。
アンナマヤコーシャと呼ばれます。
・食物鞘は、感覚器官(皮膚・目・耳・鼻・口)と
行動器官(口と声帯・手・足・生殖器・肛門)を持った肉体の層であり、5鞘の中で唯一目に見えている部分です。

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【パンチャコーシャ②】気やエネルギーの層である「生気鞘」

・次の層は「生気鞘」です。
プラーナマヤコーシャと呼ばれます。
・生気鞘は、身体の中の気・エネルギーを指します。
・話す、食べる、動くなどと言った行動をするために必要なエネルギーです。
・アーユルヴェーダの視点で言うと、5元素やドーシャ、テージャス、オージャス、プラーナ、チャクラの領域です。

※5元素については、こちらの記事で詳しく解説しています。

※ドーシャについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「アーユルヴェーダに登場するドーシャとは?意味や活用法を徹底解説!」

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【パンチャコーシャ③】マインドを司る層である「意思鞘」

・次の層は「意思鞘」です。
マノマヤコーシャと呼ばれます。
・意思鞘は、心(=マインド)の鞘です。
・好き、嫌い、嬉しい、悲しい、といった感情や、快適・不快といった感情、積極的・消極的といった心の動きなどを指します。
・アーユルヴェーダの視点で言うと、サットヴァ・ラジャス・タマスというトリグナの領域です。

※トリグナについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「アーユルヴェーダにおいて、心のドーシャと言われているトリグナとは?」

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【パンチャコーシャ④】記憶や知性を貯蔵している「理知鞘」

・次の鞘は「理知鞘」です。
ヴィジニャ-ナマヤコーシャと呼ばれます。
・理知鞘は、記憶・判断・知性の鞘であり情報場とも言われます。
・例えば、特定のモノや色、形を見て拒否反応を占めすのは、理知鞘にインプットされているからだと考えます。
・いわゆる“洗脳”も、この理知鞘にアプローチするものです。
・アーユルヴェーダでは、あらゆる病気の原因は理知鞘の誤りにあると考えられています。

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【パンチャコーシャ⑤】真我を包み込む「歓喜鞘」

・最後の鞘は「歓喜鞘」です。
・アーナンダマヤコーシャと呼ばれます。
・歓喜鞘は、真我に接する層であり至福の層です。
・この至福の状態というのは、深い眠りについている状態と同じです。眠っている時は、身体や心に左右されず、外部からの影響を受けることもありません。
・幸せそのものですが、無知という性質があるため真我ではありません。
・無知とは、究極的な幸せ至福にベールをかけるものです。

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本当の自分を取り戻すための4つの方法

人は、これまで生きてきた時間・場所・経験などを通して、知らず知らずの内に、5鞘、特に理知の鞘余計なゴミを溜め込んで、本来の自分を見失ってしまうことがあります。

いつも同じことで悩んでいたり、選択を間違ってしまう(と自分が感じている)ことが多い方は、このゴミをクリーニングすることで、解決のヒントを得ることができるかもしれません。

ここからは5鞘をデトックスするための5つの方法をご紹介します。

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●瞑想

最も簡単で、どこでも誰でもできる方法として瞑想があります。

<簡単な瞑想法>
静かな場所で、イスまたは床に座って、静かに目を閉じ、呼吸に意識を向けます。
心に思いや感情が浮かんできたら、ただそれを見つめ、また呼吸に意識を戻します。
その繰り返しです。

1日3分でも、毎日続けていると、自分の思いや感情のクセが見えてきて、自分を客観的に観察できるようになります。
重要なことは、何が浮かんできてもジャッジしないこと、ありのままに受け取ります。

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●ヨガ

ヨガは瞑想の一つです。
様々なポーズを行うことで、身体を通して5鞘のゴミが取り除かれプラーナの流れを取り戻すことができます。
また自分自身の身体に意識を向けることで、その奥にある心や精神にも触れることができます。
お家でできる簡単なポーズで良いので、定期的に行ってみましょう。

こちらではおすすめのヨガクラスをご紹介しています。

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●自然に触れる

自然は、自分達のエゴ利益といったことを考えていません。
しかし、精密に定められたルールによってバランスを保ち、力強く生き宇宙に恵みをもたらしています。

自然の中にいると、人間もそのエネルギーを思い出すことができます。
山に登ったり海に入ったりして自然の中で過ごす、または自然の景色を見たり緑の中を散歩したりするだけでも、自然の素晴らしいエネルギーを感じて5鞘を調律することができます。

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●ディナチャリア

アーユルヴェーダで提唱されている一日の過ごし方「ディナチャリア」は、5鞘のゴミを取り除くことに繋がります。
太陽と言った天体の動きに合わせて食事・運動・睡眠を行うことで、感覚器官行動器官クリアすることができます。
忙しい現代人が、ディナチャリアをすべて実行するのは難しいかもしれませんが、できる範囲でぜひ取り入れてみてください。

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まとめ

今回は、アーユルヴェーダの原点とも言えるインド哲学の教え「パンチャコーシャ(5鞘論)」について解説しました。

●パンチャコーシャとは、人間を構成する5つの層のことで、身体にあたる最表層の食物鞘から、心にあたる生気鞘、意思鞘、精神にあたる理知鞘、歓喜鞘と続きます。
●5鞘は、年齢や時間や様々な出来事によって常に変化しますが、最深部にある真我は揺るぎないものです。真我がだけが本当の自分であるとインド哲学では考えます。
●食物鞘は、アーユルヴェーダいう感覚器官や行動器官の層です。
●生気鞘は、アーユルヴェーダでいう5元素やドーシャ、テージャス、オージャス、プラーナ、チャクラの層です。
●意思鞘は、アーユルヴェーダでいうトリグナの層であり、感情の層です。
●理知鞘は、記憶や情報、そして判断の層です。アーユルヴェーダでは様々な病気の原因は理知鞘の誤りにあるといいます。
●歓喜鞘は、真我に最も近い鞘であり眠っている状態のような至福の層です。
●パンチャコーシャに溜め込んだ余分なものを取り除くには、瞑想・ヨガ・自然に触れる・ディナチャリアの実践と言った方法があります。

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