夏におすすめのアロマオイル4選~種類別の効果・効能やおすすめの使い方もご紹介~
世界には30万種類の植物があると言われていますが、その中で精油として蒸留されているのは100~200種類ほどです。
そんなにあったら、どれを選べばよいのか迷いますよね・・・
人は、自分に必要な香りを潜在的に分かっているので、自分が“心地よい”“良い香り”と感じるものを選ぶのが一番良いと言われています。
それでも選べなかったり、心地よい香りがたくさんある・・・という場合には、アーユルヴェーダの知恵や効果・効能を元に選んでみましょう!
今回は、夏にオススメの精油を4つご紹介します。
それぞれの効果効能や、おすすめの使い方もご案内していますので、良かったら参考にしてください!
夏におすすめのおすすめアロマオイル①:サンダルウッド
サンダルウッドは、古代から宗教儀式で使われていたほど、スピリチュアリティーが高い香りです。日本語では、「白檀」という名前で、お香にもなっています。
●期待できる効果・効能
サンダルウッドには、心身の緊張を和らげて精神を落ち着かせる効果が期待できます。夏は、太陽の光が強くなり気温も上がることによって、熱エネルギーが増えやすくなるのですが、この状態をアーユルヴェーダでは、ピッタドーシャが上がりやすい状態と捉えます。
ピッタが過剰になると、交感神経が高まりすぎて、心身を緩めにくくなります。そのような時にサンダルウッドを取り入れると熱が鎮静されて、心身のバランスが整いやすくなります。
※ピッタドーシャについては、下記のコラムでも詳しく解説しています。
「アーユルヴェーダにおけるドーシャの一つ“ピッタ”について徹底解説!」
●おすすめの使い方
精油を部屋に香らせるだけでも十分効果が期待できますが、おすすめは、マッサージオイルに混ぜるという方法です。精油はボディに使う場合、1%以下が推奨されていますので、10mlのボディオイルに、0.1ml(約2滴)の精油を混ぜて全身をマッサージしてみてください。
夏は特に、こめかみを丁寧にマッサージするのがおすすめです。上記のような使い方をすることで、心の緊張だけでなく身体の緊張も自然とほぐされてきます。
夏におすすめのおすすめアロマオイル②:ミント
ミントは、清涼感のある香りが特徴的で、日本では「ハッカ」としてお菓子や料理などにも使われています。
●期待できる効果・効能
ミントは、夏の熱エネルギーを鎮静させてくれる効果が期待できます。清涼効果もかなり高いので、元々ピッタ体質の方には特におすすめです。
また、心のモヤモヤをスッキリさせたい時や、頭の使いすぎによる頭痛や混乱を招いているときなどに使うと、自然とリフレッシュさせてくれます。
●おすすめの使い方
ボディスプレーにして持ち歩くのがおすすめです。ボディースプレーは、無水エタノール(または植物性グリセリン)5mlにミント精油0.25ml(約5滴)ほど入れてよく混ぜ、そこに精製水やハーバルウォーター45mlを加えて、再びよく混ぜたら完成です!
ルームスプレーの場合は、同じ材料・作り方でミント精油の量を倍に増やしてみてください。
夏におすすめのおすすめアロマオイル③:ベチバー
ベチバーは、重厚感のある深い森のような香り、もっとシンプルにいうと土っぽい香りです。(余談ですが、土っぽい香りのことを、earth(地球)にちなんでアーシーな香りというそうです☆)心と身体に安定感をもたらしてくれます。
●期待できる効果・効能
大地の香りとも言えるベチバーは、その場所に根ざす、今ここに意識を戻すといった“意識の練習”をサポートしてくれる精油です。自分を失いそうになった時(特に怒りや妬みの方向へ)や、自暴自棄になった時などに香らせるのがおすすめです。
また身体においては、ハードを運動を行った後や筋肉痛になった時に取り入れると疲れや痛みを緩和してくれます。
夏に起こりやすい、胃腸の不調も整えてくれると言われています。
●おすすめの使い方
ベチバーの香りが好きな方は、そのまま香らせるのももちろん良いのですが、少し苦手な方は、オレンジやラベンダーなどとブレンドすると、軽さと癒やしがが加わって取り入れやすくなります。
またベチバーは虫よけ効果もある(特に夏出没しやすい虫に効く)と言われているので、精油ストーンやアロマシールなどに含ませてキッチンに置いておくのもおすすめです。
夏におすすめのおすすめアロマオイル④:ライム
最後は、個人的に夏一番オススメの精油です!香りは、多くの人がイメージするライム果実なのですが、精油にするとレモンよりも爽やかさがあって、すっきりしていて、少しおしゃれな匂いですw
●期待できる効果・効能
ライムは、皆さんご存知の通り、気分をリフレッシュさせる効果があります。個人的には、ミントの次に清涼感があって涼しく感じさせてくれる効果があると感じます。また、そこに果実特有の甘酸っぱさみたいものが加わるのも魅力です。
ミントだとちょっと、清涼感が強すぎるなと思う方は、ぜひこちらを試してみてください!身体に対しては、抗菌・抗ウイルス作用があって、免疫力をアップさせると言われています。
●おすすめの使い方
ライム精油は、単体で使うのがおすすめ!アロマシールに半滴ほど垂らして、インナーに貼っておくと
程よく香って外出先でも1日中楽しめます。
ただ、光毒性といって、精油をつけた状態で太陽に当たるとお肌トラブルを起こす可能性がある種類なので、お肌に直接つかないように注意しましょう。
※下記のコラムでも、ピッタを調整するアロマテラピー法について解説しています。
「【アーユルヴェーダアロマテラピー】アロマでピッタを調整する方法」
まとめ
今回は、夏におすすめの精油とおすすめの使い方をご紹介しました。
●1つ目は「サンダルウッド」です。サンダルウッドはスピリチュアリティーの香り、心身の緊張を和らげて精神を落ち着かせる効果が期待できます。
おすすめの使い方はマッサージオイルです。
●2つ目は「ミント」です。ミントは清涼感のある爽やかな香り、心身に涼しさをもたらしてくれます。
おすすめの使い方は、ボディミストやルームスプレーです。
●3つ目は「ベチバー」です。ベチバーは大地を思わせるアーシーな香り、心身に安定感を持たしてくれます。おすすめの使い方は、他の精油とブレンドすること、また、虫よけとして使うのも効果を期待できます。
●4つ目は「ライム」です。ライムはスッキリとした爽やかさに果実特有の甘酸っぱさが加わった香りです。おすすめの使い方は、アロマシールに香らせてインナーに貼るという方法です!