【オススメの花粉症対策】3週間漢方を飲み続けた結果をレビューします☆
今年の花粉症症状がとにかくひどいというお話を以前もしたのですが・・・
※花粉症話はこちら↓
「【おすすめの花粉症対策】鼻うがいの後にオイルを塗ってみませんか?☆」
「【おすすめの花粉症対策】喉のイガイガが楽になる“ターメリックうがい”」
特に、症状が出始めた当初が本当にひどくて、家でも外でもテュッシュが手放せない状態で、“これでは日常生活もままならない”と悩み、漢方薬を飲んでみることにしました。
今回はその結果をレビューしたいと思います。
ただ、今回お伝えすることがすべての人に当てはまるわけでは無いと思います。
漢方薬といえども薬ですので、合わないものを使うと体に良くない影響を与えてしまいます。今回のレビューはどうかー個人の感想として捉えていただくと共に、お試しになる際には、漢方薬局や専門のお医者さんにご相談をお願いしますm(__)m
正直に言います。私はこれまで漢方に懐疑的でした。が…
これまで、このサイトでアーユルヴェーダを中心とした様々な伝統医学や自然療法を熱心にご紹介してきた私ですが、実は漢方薬には懐疑的でした。
副作用が少なく、部分ではなく身体全体を調整してくれるという点はとても良いのですが、すでに発症してしまった病気に対処したり、今すぐ症状を緩和したりするのは難しいのではないかと思っていました。
実は以前、花粉症向けの漢方茶というのを試してみたことがあるんです。
とある病院で、そちらのお医者さんが自ら調合されたという花粉症向けの漢方茶を処方してもらい、1ヶ月ほど毎日煎じて飲んだのですが、私の身体には合っていなかったのか、効果がまったく感じられませんでした。(ちなみに悪い効果も特にありませんでした。)
そんな経験もあって、今回も最初は“今すぐどうにかしたいこの鼻水・目のかゆみは、漢方薬ではどうにもならないかもしれない…”と半信半疑ながらも“市販の薬はできれば避けたい…漢方よ、どうにか効いておくれ…”と願いながら試しました。
花粉症対策としてよく勧められている漢方3選
花粉症対策としてよく登場する漢方薬は3種類あります。
●小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
水っぽい鼻水症状の方に良いと言われています。
身体が冷えやすかったり、胃腸が弱かったり、水分代謝が悪かったり、東洋医学でいう“水”の流れが悪いタイプ向けだそうです。
花粉症の時期でなくても、朝鼻水やくしゃみが止まらないモーニングアタックのある方は、このタイプに当てはまる場合が多いです。
アーユルヴェーダでいう、ヴァータ・カパ複合ドーシャが近いのかなと思います。
●辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)
黄色く粘りのある鼻水や痰の症状の方に良いと言われています。
鼻のあたりが熱っぽい感じがしたり、眼が充血しやすかったり、炎症を起こしやすかったりと、東洋医学でいう“血”の流れが悪いタイプ向けだそうです。
元々怒りっぽかったり、イライラしやすかったりする方は、このタイプに当てはまる場合が多いです。
アーユルヴェーダでいう、ピッタタイプが近いのかなと思います。
●補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
鼻水だけでなく、眼のかゆみ・喉の違和感・お肌荒れといった、複数症状が同時に起こるとともに、疲労感が出る方に良いと言われています。
内蔵機能が低下しやすかったりエネルギー不足になりやすかったりと、東洋医学でいう“気”の流れが悪いタイプ向けだそうです。
元々体が弱い方は、このタイプに当てはまる場合が多いです
冬の間から食事・運動・睡眠といった生活習慣を整えて、さらに漢方で補いながら身体を強くしていくことが大切です。
アーユルヴェーダでいう、ヴァータタイプが近いのかなと思います。
今回私が花粉症対策として飲んでいる漢方薬「小青竜湯」
私は、水のようなさらさら鼻水だったので「小青竜湯」を試してみました。
小青竜湯は、下記の生薬が配合されているそうです。
・ 麻黄(マオウ)
・桂皮(ケイヒ):発汗・発散作用
・芍薬(シャクヤク):痛みを和らげる
・半夏(ハンゲ):咳やアレルギー症状を抑える
・五味子(ゴミシ):咳やアレルギー症状を抑える
・細辛(サイシン):咳やアレルギー症状を抑える
・乾姜(カンキョウ):身体を温める
・甘草(カンゾウ):鎮咳去痰、抗炎症
私は、最初に漢方薬局で3日分自費で購入して、その後病院に行って処方してもらいました。
小青竜湯を3週間飲んだとっても個人的な感想
結論から言うと、漢方は予想よりずっと効果があると感じました。
そして予想よりずっと早く効果を感じました。
1日3回食間に飲むのですが、飲み始めてすぐに鼻水症状が緩和されはじめ、3週間経った今は花粉症症状がほぼなくなりました。
以前は、1日1箱のペースで消費していっていた「保湿ティッシュ」を、全然使わなくてよくなりました。
また驚きだったのは、漢方薬を飲み続けているとモーニングアタックと身体のむくみも同時に緩和されてきたこと。
モーニングアタックについては、かれこれ10年以上前から1年中あって慢性化していたのですが、小青竜湯を飲み始めてから減っていきました。
今年は、漢方薬以外にも、マスク、鼻うがい+鼻オイル、ターメリックうがいなど、様々な花粉症対策をうっているので、漢方薬だけの力ではないかもしれません。
ただ、花粉症の症状だけでなく、体調が全体的に良くなっているのは、やっぱりその効果が大きいのではないかと感じています。
今回は、たまたま私の体質に合っていたので既成の漢方薬を採用しましたが、一番良いのは、漢方薬局や病院等でカウンセリングしてもらった上で自分に合ったものを調合してもらう方法だと思います。
カスタマイズされた漢方薬を取り入れることで、花粉症や鼻炎だけでなく、もっと身体全体を調整することができそうだなと思いました。
専門家のお話によると、漢方も即効性が期待できる種類・症状と、時間をかけて改善させていく種類・症状があるそうです。
今後も、キッチンファーマシーや生活療法で改善されない不調があった時には、漢方での対処を選択肢の一つにしたいと思います!