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アーユルヴェーダの全身オイルマッサージ“アビヤンガ”とは?簡単な実践方法もご紹介!

マッサージ

アーユルヴェーダといえばオイルマッサージをイメージする人も多いと思いますが、このアーユルヴェーダ式オイルマッサージのことを“アビヤンガ”といいます。

今回はこのアビヤンガについて、その意味や他のオイルマッサージとの違い、期待できる効果効能、お家で簡単に行う方法などをご紹介します。

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目次
■アーユルヴェーダによる自然療法の一つ“アビヤンガ”とは?
■身体と心に働きかける“アビヤンガ” 期待できる効果・効能とは?
■アーユルヴェーダの知恵をご自宅で!自分でできるアビヤンガの簡単実践方法
■アビヤンガの禁忌と注意点
■まとめ

アーユルヴェーダによる自然療法の一つ“アビヤンガ”とは?

アビヤンガとは、アーユルヴェーダの知恵による全身のオイルマッサージです。アビは“身体”、ヤンガは“運ぶ”、オイルを全身に行き渡らせるということを意味しています。

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●アビヤンガはパンチャカルマの一部

アビヤンガは元々、アーユルヴェーダを代表する浄化療法“パンチャカルマ”の準備工程で行われるオイルケアです。

パンチャカルマとは、ハーブやオイル、ギーなどを用いて行われる、催吐法・催下法・浣腸法・点鼻法・瀉血法の5つの浄化法のこと、これらを効果的に行うために、まずスロータス(管)に溜まっているアーマ(毒素)流れやすくする前処置が行われるのですが、これがアビヤンガです。

ただ、アビヤンガだけでも一定の浄化作用が期待できます。

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●アビヤンガと一般的なオイルマッサージの違い

アビヤンガは、他のオイルマッサージのようにお肌を揉んだり流したりしません。ただ擦り込むだけです。それだけでオイルが浸透して身体に自然にはたらきかけてくれるといいます。

またアビヤンガは使うオイルが独特です。ベースはごま油が主流で、配合されているハーブは、ラベンダーやローズといった精油ではなく、ターメリックや甘草といったアーユルヴェーダ独特のものが使われます。どのようなオイルがベストかは、ドーシャバランスによって変わります。

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身体と心に働きかける“アビヤンガ” 期待できる効果・効能とは?

オイルマッサージというと、お肌のケアというイメージが強いと思いますが、アビヤンガはそれだけでなく、身体の内部、そしてにもよい効果が期待できます。

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●身体への効果

アビヤンガを行うことで、オイルを塗った部分が強くなると言われています。ちょうど、木や皮といった天然素材オイルお手入れするのと同じようなイメージです。

また、美肌作りはもちろん、内蔵の働きが良くなったり、免疫力が上がったり、視力が良くなったり、関節の痛みが和らいだり、筋肉のコリが緩和されたり、といった様々な効果が期待できると言われています。

さらに古典書によると、アビヤンガを行うことで、スロータスという身体の中の管に張り付いているアーマ(不要物・不毒素)が取り除かれるといいます。

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●心への効果

アビヤンガは、身体だけでなく心にも良い影響があると言われています。
例えば、不安やストレスが改善されたり、緊張が緩和されたり、よく眠れるようになったりといった効果が期待できると言われています。

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アーユルヴェーダの知恵をご自宅で!自分でできるアビヤンガの簡単実践方法

アビヤンガは、アーユルヴェーダサロンなどで受けることができますが、自宅でも簡易的に実践することが可能です。ここからは、その簡単な方法をご紹介します。

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●準備するもの

オイル(ごま油、またはドーシャに合わせた薬草オイル)
重曹
タオル

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●場所

浴槽で行うのがおすすめです。(寒い場合は浴室暖房をつけるか、温かい部屋のバスタオルの上で)
・事前に湯船にお湯を溜めておきましょう。重曹を大さじ1~2入れておきます。

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●方法

オイル適量をガラスボウルの中に入れ、湯船に浮かべて温めます。
②一度、全身に隈なくオイルを塗ります。
③その後、手のひらを使って、優しくオイルを擦り込んでいきます。
④首から足元に向かって擦り込んでいきましょう。
⑤各関節は反時計回りにクルクルするのがポイントです。
手足の指先までしっかり塗っていきましょう。
足の裏、耳もお忘れなく・・・。可能であればにも塗って軽くヘッドマッサージしましょう。
※髪のべとつきが気になる場合は、頭はなしで大丈夫です。
⑧時間があればそのまま5分ぐらい放置します(時間がない場合はスキップしてOK)
重曹を入れた湯船に浸かります。
⑩湯船に10分以上浸かって、発汗させましょう。
⑪オイルのべたつきが気になるようであれば、湯船の中でタオルを使って軽くこすります。
⑫お風呂から出たら、しっかり全身の水気を拭きます。

終了です!

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●アビヤンガ後の過ごし方

・身体を冷やさないように気をつけましょう。
・アビヤンガ後、ボリュームのある食事を摂らないようにしましょう。
・お風呂から上がった後は、少しリラックスする時間をとりましょう。

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アビヤンガの禁忌と注意点

ここからは、アビヤンガを控えたほうがよいタイミングと、実践する上での注意点を解説します。

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●禁忌

消化力が落ちているとき(お腹がゆるい時)
糖尿病の方
生理中・妊娠中
発熱・出血があるとき
二日酔いのとき
・風邪など体調不良のとき
リウマチ・痛風・その他基礎疾患

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●注意点

オイルのついたタオルは洗濯機・乾燥機に入れず、手洗いして干しておきましょう。
(↑発火の原因になる可能性があります!)

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まとめ

今回はアーユルヴェーダ式オイルマッサージ“アビヤンガ”について解説しました。

●アビヤンガとは、アビ=身体、ヤンガ=運ぶ、全身にオイルを塗る自然療法です。
●アビヤンガを行うことで、身体が強くなったり内蔵の機能が良くなったりします。また心においても緊張がほぐれたり、よく眠れるようになったりします。
●アビヤンガは、必要なものを揃えたら、自宅でも行うことができます。
●アビヤンガには、禁忌と注意事項があるのでそれらを守って行うようにしましょう。

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