ディナチャリア(1日ルーティン)が健康に良い理由とアーユルヴェーダドーシャタイプ別に見るポイント

アーユルヴェーダでは、人が健康で幸せに長生きするための1日の過ごし方がまとめられており、それを「ディナチャリア」といいます。
ディナチャリアには、起きる時間や寝る時間、朝・昼・夜の過ごし方、食事の時間などが定められており、それらを実践することで大きな病気をすることなく元気に過ごせることを、大昔の聖者たちが発見しました。
※ディナチャリアの詳しい内容については、下記の記事でご確認ください。
「自然の流れに乗った1日の過ごし方 アーユルヴェーダ“ディナチャリア”とは?」
今回は、このディナチャリアがなぜ健康に良いのかを解説するとともに、ドーシャタイプ別のポイントをまとめました。
ぜひ、皆様の健康づくりにお役立ていただけると嬉しいです!
※自身のドーシャタイプを診断されたい方は、こちらの「ドーシャチェック」をご活用ください。
ディナチャリアが健康に良いと感じる理由

ディナチャリアは、アーユルヴェーダがまとめられた5,000年前に確立されたものなので、経典には“25種類以上の生薬を、油剤の100倍以上のきれいな雨水で10倍量になるまで煮詰めた煎じ液を作って……それで鼻うがいをする”とか“小枝で作った歯ブラシで歯を磨く”など、現代では実践が難しい方法もたくさん記されています。
しかし、健康や身体の仕組みについての考え方は、その頃すでにある程度確立されており、現代の科学で改めて正しいと証明されていることもたくさんあります。
●必要以上のエネルギー消費を防ぐことができる
毎日を規則正しく生活すること、これがディナチャリアの基本です。
起きる、食べる、仕事をする、家事をする、寝るといった様々な行動を「いつ行うか」を決め、それを一定のルーティンとして続けることで、身体がそのリズムを覚え、変化に適応するための無駄なエネルギーを消費せずに済むようになります。
また、そうした基準があることで、身体や心に何か変化が起きたときにいち早く気づき、大きな不調になる前に対処できるようになります。
●自然の変化に順応することができる
ディナチャリアには、舌磨きやオイルプリング、ヨガ、呼吸法、瞑想、白湯を飲む、アビヤンガ(オイルマッサージ)など、アーユルヴェーダ特有のセルフケア習慣があります。
これらは、減らす・増やす・乾かす・保護する・温める・冷やすといった働きを持ち、その人本来の心身の状態を保つために必要な健康法です。
人は自然の一部であるため、季節、年齢、生活環境など様々な影響を受けて変化します。
それらのバランスを調整し、自分にとってナチュラルな状態を保つための方法が、ディナチャリアの中に含まれています。
ヴァータタイプ向けのディナチャリアのポイント

ここからは、風と空の元素が増えやすいヴァータタイプの方向けに、ディナチャリアのポイントをご紹介します。
●時間を守る
ヴァータタイプの方は、自由な心を持っている反面、習慣化が苦手という傾向が見られます。
それを調整するためにも、ディナチャリアで決められた、または自分で決めた生活スケジュールを守るようにしましょう。時間を決めて行動するとともに、それを継続することが大切です。
●旅行や非日常の環境では特に意識する
休日やお出かけのときには、特に生活習慣が乱れやすくなります。
そのようなときこそ、いつものルーティンをできる限り守り、ヴァータを増やし過ぎないように気をつけましょう
●特に大事にしたい習慣
以下は、ヴァータを調整する上で特に大事な習慣です。
・オイルマッサージ
・白湯
・瞑想
ピッタタイプ向けのディナチャリアのポイント

ここからは、火と水の元素が増えやすいピッタタイプの方向けに、ディナチャリアのポイントをご紹介します。
●ストイックにしすぎない
ピッタタイプの方は、意志が強い反面、ルールを作りすぎたり、それを守れないとイライラしたりする傾向が見られます。
それを抑えるためにも、ルールを増やしすぎず、臨機応変に変えていく心がけが必要です。
●寝る時間を守る
22時からはピッタの時間となり、眠りづらくなりやすい時間帯です。
また、一度目が冴えると2時頃まで続いてしまうこともあるため、できれば22時までには就寝するのがおすすめです。
眠れないときは、リラックス系のアロマオイルを香らせるのもよいでしょう。
●特に大事にしたい習慣
以下は、ピッタを調整する上で特に大事な習慣です。
・呼吸法
・夕方のヨガ
・入浴
カパタイプ向けのディナチャリアのポイント

ここからは、土と水の元素が増えやすいカパタイプの方向けに、ディナチャリアのポイントをご紹介します。
●五感を研ぎ澄ませる
カパタイプの方は、もともと習慣化が得意である一方、変化に気づきにくいという傾向が見られます。
そのため、毎日の生活の中で聴覚・触覚・視覚・味覚・嗅覚を意識して働かせるとともに、自然の変化に応じてディナチャリアも変えていくようにしましょう。
●朝起きる時間を守る
ディナチャリアでは、日の出の96分前から日の出前までに起きることが推奨されています。
特に6時からはカパの時間帯となり、カパタイプの方は眠気が出やすいため、可能であれば6時前に起きるのがおすすめです。
●特に大事にしたい習慣
以下は、カパを調整する上で特に大事な習慣です。
・朝のヨガ(散歩)
・舌磨き
・食事量のバランス(朝<昼>夜)
まとめ
今回は、アーユルヴェーダが考える、健康と幸せをもたらす1日の過ごし方「ディナチャリア」について、それが効果的である理由と、ドーシャタイプ別の実践ポイントをまとめました。
生活習慣は一気に変えるのではなく、少しずつ整えていくことが大切です。
数週間かけて、皆様にとってベストなディナチャリアを見つけていただければ幸いです。