一番簡単なアーユルヴェーダデトックス法☆舌苔をお掃除しましょう!
アーユルヴェーダには様々なデトックス法がありますが、その中でも、もっとも簡単で早く誰でもできる手法の一つが“舌苔のお掃除”だと思います。
私も、一度始めてから自然と毎日行うようになりました。
たった10秒でできるという、忙しい方でも手軽に取り入れられるアーユルヴェーダ習慣です。
ぜひ試してみてくださいね☆
アーユルヴェーダの医学書にも記載されている“舌苔”とは?
舌苔とは、舌に溜まった老廃物のことです。
現代医学では、食べかすや粘膜から発生した細菌が中心だとされていますが、アーユルヴェーダでは、睡眠中に溜まったアーマ(毒素)が、舌に集まったものだと言われています。
この舌苔を毎日取り除くことで、体内が毒素がデトックスされる他、口臭予防にも繋がります。
●舌苔の色によって分かるドーシャバランス
舌苔は、その時の体調によって色が変わります。
・舌苔が白い時:重さや停滞のエネルギーを表すカパが増えている可能性があります
・舌苔が黒っぽい時:乾燥や動きのエネルギーを表すヴァータが増えている可能性があります。
・舌苔が黄色っぽい時:熱や変換のエネルギーを表すピッタが増えている可能性があります。
舌苔がない、または少ない人もいると思いますが、それは体内に毒素が溜まっていないということで
とても良いことです。
ただ、見えないアーマが溜まっている可能性もありますので、舌苔のお掃除は毎朝の習慣にするのがオススメです!
毎朝10秒で完了!舌苔を取り除く方法
舌苔は、簡単に除去することができます。
準備するものは、タングスクレーパーだけです。
もし、タングスクレーパーがない場合には、スプーンで行うことも可能です。
<舌洗浄の方法>
・舌苔をお掃除する時間帯は、アーマが溜まっている朝が最適です。
・歯磨きの後行いましょう。
・オイルプリング(オイルうがい)を行う場合、舌苔のお掃除はその前に行いましょう。
1)舌を出してよく観察します。
2)次にタングスクレーパーで、舌を優しく奥から手前へこすります。
3)擦り方としては、真ん中、両サイドの3ステップです。
4)擦り取れた舌苔の色・量を確認します。
5)お水で2、3回うがいします。
6)使ったタングスクレーパーはよく洗って、清潔な場所に干しておきましょう。
ここまでたったの10秒ほどで完了しますので、ぜひ毎朝の習慣にしてみてくださいね!
●舌を見て、その日の体調を観察してみよう
舌苔のお掃除は、舌苔が取り除けるだけでなく舌を観察する習慣を身につけることにも繋がります。
舌は、その日の体調を表します。
舌観察のポイントは、太さと左右の状態です。
舌がいつもより大きかったり、左右に歯型がついたりしているのは身体がむくんでいるサインです。
舌苔のお掃除でちょっとだけ気をつけたいポイント
舌苔のお掃除をする際には、下記のことに気をつけるようにしましょう。
●やりすぎに注意する
どんなに舌苔が溜まっていたとしても、一日に何度もお掃除することは推奨されていません。
1日に朝1回、または朝と夕方の2回までが良いと言われています。
1日に何度も行うよりも、毎日続けることが大切です。
●タングスクレーパーで擦りすぎない
タングスクレーパーは、力を入れずに軽く舌を撫でる強さにしましょう。
擦りすぎて舌に傷がつかないように注意が必要です。
●タングスクレーパーは、銀か銅の素材のものがおすすめ
舌苔のお掃除ツールは色々な種類がありますが、おすすめは、アーユルヴェーダで推奨されている銀製か銅製のものです。
私は銅製のものを使っていますが、少し金属の味を感じることもあります。
金属の味が苦手な方は、銀製のものがおすすめです。
まとめ
今回は、アーユルヴェーダの医学書でも推奨されている舌苔のお掃除習慣についてご紹介しました。
●舌苔は、寝ている間に溜まったアーマ(毒素)だと言われており、舌のお掃除を習慣にすることで、体内のデトックスに繋がると言われています。
●舌苔のお掃除は、タングスクレーパーで擦り取れば完了!とても簡単です。
●舌苔をお掃除する際には、回数のやりすぎや力の入れすぎに注意しましょう。