【登山に行ってきました!@棒ノ折山】山登りで体感できるトリグナとは・・・?
こんにちは♪
先週末、「棒ノ折山」を登ってきました(^^)
都内から車で2時間ぐらいの飯能付近に位置している棒ノ折山は、迫力あるゴルジュ帯やジャングルのような緑、ちょっとした沢登りが魅力の楽しい山です。
・・・とはいえ、楽しいだけで済まないのが“山登り”
標高969mを登り降りする8.2kmの道中では、感情がころころと変化していきます。
まさにアーユルヴェーダやヨガ哲学の一つ「トリグナ」を一通り体感します。
※トリグナってなに?という方はこちらのブログをご覧ください。
「アーユルヴェーダにおいて、心のドーシャと言われているトリグナとは?」
今回は、自然の美しい風景とともに、登山中の心の変化をレビューしてみたいと思います♪
登山口の憂鬱“これから始まる山登りに、ドキドキ・ワクワク・・・・♪”では正直ない
毎回そうなのですが、登り始めは正直言って憂鬱です。
荷物が異様に重く感じるし、いきなり続く坂道がとにかくしんどい。。。。
“休日になんでわざわざこんなツライことをやってるんだろう・・・家でネットフリックス観てればよかったかな”とか、“これぐらいの坂道も軽く登れない私ってダメだな”とか、ネガティブなことを思ったり考えたりするのです。www
イメージとしては、身体の中の「重性」を体感する感じ、または、自分の内に入っていくような、いわゆる「タマス」の状態です。
だから、最初は大体、一緒に登っているパートナーとの会話が少ない^^;
でもしばらく登り続けると、それが身体から少しづつ抜けて軽くなっていきます。
森の中で自然の美しさに心と身体が洗われると、やっと少し悦に浸れりようになる
しばらく登ると身体が慣れて(タマスがだいぶ抜けて?)、周りの景色に目を向けられるようになります。
分かりやすく目線が下から上に上がるようになって、そびえ立つ木々、緑鮮やかな植物、心地よい水の音など、自然の美しさや豊かさによって心身が癒やされてきます。
まさに、「サットヴァ」を感じるときです。
早くゴールにたどり着きたい!心身がメラメラしてくる登山・下山の後半
登る時も下りる時も、ゴールまであと半分ぐらいになると増えてくるのがいわゆる「火」の要素。
動き続けたことで体温も代謝も上がり切って、身体がエンジン全開の状態なので、自然と心も戦闘態勢になるわけです。
早く頂上にたどり着きたい、早く下まで降りたいと心が気流を生み出します。
そうなると、眼の前の景色や登山の時間を楽しむことがそっちのけで、先のこと、つまりゴールのことばかり考えてしまいます。そうそう、まさに「ラジャス」の状態です。
頂上と下山ゴールで感じる満足感・充実感は何にも代えがたい
そんなにしんどい思いをしてなぜ山に登るのか・・・と聞かれると、それはひとえに、森の中で深呼吸した時、頂上にたどり着いた時、下山し終わった時の快感が忘れられないから・・・最高の快感です。
自分の中に溜まっていた憂鬱も激動も全部浄化されて、心身が軽く、浮いているような感覚になります。
これがきっと「サットヴァ」と呼ばれるものだろうと思います。
そしてこのサットヴァは、山を登って降りるまでのすべての過程がないと得られない感覚なんですよね。
これだから登山は止められない(*^^*)