全米ヨガアライアンスRYT200後半の講義が始まりました!
こんにちは♪
今年から、YMCメディカルスクールで勉強している「全米ヨガアライアンスRYT200(※)」後半の講義がスタートしました!
ここから1月30日の修了に向けて、ヨガの学びを深めていきます。
楽しみでもあり、少し身の引き締まる思いでもあります!
(※)
RYT200とは
全米ヨガアライアンス協会のRegistered Yoga Teacher登録講師認定を得るために、ヨガについて200時間学ぶこと
全米ヨガアライアンスRYT200、前半の講義を振り返って・・・
全米ヨガアライアンスRYT200の前半は、今年の1月中旬に始まって6月中旬に終わりました。
始まった当初は、“元々ヨガ経験はあるし、いつもレッスン受けてる感じで通ってみよう♪”ぐらいの軽い気持ちだったんです。
でも結論からいうと、生徒として参加するのとインストラクターになるための学びとでは全然違うもので
とても面白いと同時に、大変さもありました。(まだ終わっていませんが・・・)
まず、自分がこれまで出来ていると思っていたヨガポーズの数々、実は全然できてないじゃん・・・という事実に直面しました。
例えば、ウォーリア1という戦士のポーズ。
これまで何度も行ったことのあるポーズですし、自分の中では出来ていると思っていたけど、実際には、左右の骨盤が前向いてない・土台が不安定・肩が上がっている・腰それている、というミスアライメントのオンパレード。。。
“完成形”に囚われて、自分の身体を客観視出来ていなかったんですね。
一事が万事その調子だったので、どのポーズも改めてゼロから知る気持ちで練習しなくちゃなりませんでした。
生徒としてレッスンを受けて、気持ちよく動けているならそれでも良かったのだと思います。
でも、インストラクターとしては、アーサナ・シークエンスを正しく知り、それを伝えられるようにならなければいけないのです。
そして、アーサナのとり方を第三者(生徒さん)に教えるということ、最初はそんなに難しいことではないのではないのかなぁと想像していました。
でも実際には難しかったです。
手の動き、足の動きを初めての人に説明することもさることながら、人の前に立つということ、そして多数の人の視線・エネルギーを浴びながらポーズを取るということは、想像以上に緊張するものでした。
さらにヨガ哲学を学んでいく中で、何事もすぐにジャッジしようとする自分、すぐに実態のないもの(自分自身?)と戦おうとする自分、無理をして頑張ってる感を求める自分など、受け入れがたい自分の特性が明らかになって、苦しくなることもありました。
ただ、これらすべてが大事な“気づき”です。
前半の講義で気づいたことを後半で活かしていけばOK!です。
苦しいこともあったけど、新しい扉を開いた半年になったと思います。
全米ヨガアライアンスRYT200、後半スタート!
そして、昨日後半がスタートしました!
全米ヨガアライアンスRYT200の後半は、来年の1月下旬まで112時間の講義があります。
内容としては、ヨガ哲学・解剖学・そしてたくさんの実践の3部制です。
●ヨガ哲学(講義4日間分)
ヨガ哲学は前半でも学びましたが、後半はそれをより深掘りしていくそうです。
ヨガ哲学は、本当に奥が深い。。。
ヨガ哲学を学んでいると、これまで手に負えないと思っていいた“心”というものを、少しづつ理解できるようになってきます。
また、物事の考え方・捉え方・価値観が変わった・・・というかスッキリ整理できてきたように思います。
後半での深掘りも楽しみです!
●解剖学(講義8日間分)
解剖学では、人間の骨や筋肉の仕組みを知り、ポーズを取るときにそれらがどう作用しているかを学びます。
解剖学を学ぶことで、自分、そして生徒さんの身体の特性やクセなどを観る方法を知り、一人一人にマッチしたヨガをお伝えすることができるようになるそうです。
●実践(講義16日間分)
実践とは、ポーズの取り方、伝え方・形・身体への効能・軽減法などを学ぶ時間です。
後半は前半以上にたくさんの実践があります。
実践は本当に大事・・・どんなに哲学や解剖学の座学を学んでも、それを実践しなければゴールには近づけないです。
自身が実践し、それを伝えられるようになるよう、修練する時間です。
そして最後には、実技と筆記の試験があります!
そこまでスカ(快適)の精神で頑張ります!
第1回目の講義はヨガ哲学の“ヤマ”からスタート!
全米ヨガアライアンスRYT200、後半は「ヨガ哲学」から始まりました。
1回目は、ヨガ八支則の「ヤマ」がテーマでした。
ヨガ八支則とは、“心の作用を死滅する”というヨガのゴールを達成するための方法論です。
ヨガと聞いて、多くの人がイメージするアーサナ(ポーズ)はヨガの一部で、それ以外にも、ヤマ(日常生活で避けるべきこと)、ニヤマ(日常生活で行うべきこと)、呼吸法(プラーナヤーマ)、プラチャハーラ(五感の統制)、集中(ダーラナ)・瞑想(ディヤナ)といった複数の過程を経て、サマーディという解脱の段階にたどり着く、それらすべてをヨガといいます。
ヨガ八支則については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「ヨガとは?とってもシンプルに解説!日常生活に取り入れる方法もご紹介」
さて、今回講義のテーマとなった「ヤマ」とは、日常生活で避けるべきことを意味しています。
ヤマは、具体的な行動として5種類あります。
●アヒムサ
→暴力を振るわない
●サッティヤ
→嘘をつかない
●アスティヤ
→盗まない
●ブラフマチャリア
→禁欲
●アパリグラハ
→貪欲にならない
突然ですが、この5つを見てどう思いますか?
“当たり前のことだな”“常識だな”と思いませんか?
私は初めて知ったときそう思いましたし「自分はヤマをすでに実践できている」と思いました。
でもよ~く考えると、実際はどれも一度はやっちゃったことがあるし、きっとこれからもやっちゃう可能性があることなんです。
例えば、ヤマの王様と呼ばれる「アヒムサ(非暴力)」
“誰かに暴力を振るうなんて、私は絶対にやらないし、やったこともない”と思いましたが、よくよく考えたらあるんです。
・幼いときにお姉ちゃんと喧嘩して叩いたことあるな・・・
・昔の彼氏に浮気されて、暴言吐いたことあるな・・・
・自分の身体がストレスで悲鳴を上げているのに、無視して、無理して、病気にさせちゃったことあるな・・・
これらすべてがアヒムサです。
アヒムサが示す暴力とは、他者への身体的な暴力だけでなく、心の暴力、言葉の暴力、自分への暴力も含まれるんです。
その他のヤマも同じ、広い意味で捉えます。
・サッティヤの「嘘をつかない」というのは、他人だけでなく自分自身にも嘘をつかない、正直でいるということ
・アスティヤの「盗まない」というのは、モノだけでなく、時間・空間・心という目に見えない大事なものも盗まないということ
・ブラフマチャリアの「禁欲」は、欲を我慢するということに加えて、限られたエネルギーを無駄にしない、有意義に使うということ
・アパリグラハの「貪欲にならない」は、モノ・コトを必要以上に所有しない、シェアする気持ちを持つということ
そう考えると、多くの人が5つのヤマに反することを行ってしまったことがあるのではないでしょうか。
でも、“だから私もアナタもダメな人”ということではない、とヨガ哲学は教えてくれます。
これまでできていなくても、これから実践していけばOKですし、その他の八支則を実践していくことでヤマの実践もできるようになるといいます。
今回は、ヨガ八支則の「ヤマ」を深掘りしました。
次回は「ニヤマ(日常生活で行うべきこと)」がテーマ、こちらも楽しみです!