【レビュー♪】アーユルヴェーダオイルの一つ“ひまし油”を使ってみました!
今回は、アーユルヴェーダで度々登場するオイル“ひまし油”をレビューします。
ひまし油は、トロッとした重みのあるオイルなので、風や空の元素が過剰になっている時や、冷性・乾燥性・軽性・粗性と言った性質が増幅した環境の時にぴったりの植物オイルです。
身体の中のアーマ(毒素)やラマ(老廃物)を排出する効果も期待できます。
今回はこのひまし油について、成分や実際の使い心地、オススメの使い方などをご紹介します!
アーユルヴェーダオイルの一つ“ひまし油”とは?
ひまし油とは、赤い果実が特徴的なヒマ(トウゴマ)と呼ばれる植物の種から採られたオイルの一種です。
アーユルヴェーダでは、便秘改善やデトックス効果などが期待できるとして様々な生活療法に使われてきました。
●ひまし油の成分
ひまし油は、不飽和脂肪酸と少量の飽和脂肪酸で構成されており、特に不飽和脂肪酸に含まれるリシノール酸はヒマ特有の成分で、鎮静効果や抗炎症作用があるとして薬にも配合されています。
●アーユルヴェーダにおけるひまし油の使用
アーユルヴェーダではひまし油を、アーマ(毒素)やラマ(老廃物)を排出するために下剤として服用したり、全身のオイルマッサージに使われてたりしてきました。
特に、風と空の元素を持ち身体が乾燥したり冷えたりしやすい、ヴァータのエネルギーが増えている時に最適なオイルです。
●美容にも効果が期待できる!でも使い方には注意が必要
ひまし油は、健康効果だけでなくシワ・シミ改善といった美肌効果が期待できるオイルとして、かのクレオパトラも使っていたと言われています。
“それであれば顔にどんどん使いたい…”と考えてしまいますが、使用は慎重に行いたいところです。
ひまし油の元となる種には、実はリシンという毒が含まれています。
種子を絞って精製したオイルには含まれないため、市販されているものは問題ないのですが、妊娠中の方は必ず医師に相談してから使用しましょう。
また生理中の方は使用を控えたほうがよいと言われています。
アーユルヴェーダでは下剤として内服もしていたようですが、今自己判断で飲用するのはオススメしません。飲用したい場合はやはり専門家に相談するのが安全だと思います。
お家で使用する際には、マッサージオイルとしてやシミ・シワの気になるところに部分的に塗るといった使い方がオススメです。
“ひまし油”ハンドマッサージに使ってみました!
ここからは、ひまし油の使用感などをレポートしていきます。
今回は、「FLORIHANA」という南フランス発のオーガニックアロマテラピー専門店のひまし油を使ってみました。
こちらのひまし油は、種子をコールドプレスして作られた純度の高いオイルで、天然の有効成分や栄養素がたっぷり含まれているそうです。
ひまし油の色は、ほぼ透明です。よ~く見ると少し黄みがかっているかなというぐらいです。
テクスチャ-はトロっとしていて、かなり重めです。
お肌に伸ばすと、ベールがかかったような膜ができます。
塗ってすぐは、周りや服についてしまいそうなねっとり感なのですが…
しばらくすると馴染んでしっとりしたお肌になります。
“ひまし油”のオススメの使い方
ここからは、ひまし油のオススメの使い方をご紹介します。
●全身のマッサージオイルとして使う
ひまし油はいわゆるキャリアオイルなので、全身のマッサージオイルとして使うのがおすすめです。特に乾燥が気になる時に使うと良いです。またお好みのエッセンシャルオイルを加えると、香りの効果も期待できるので良いと思います。
ただ、かなり重いテクスチャ-なので、単体で使うのではなくごま油やグレープシードオイルといった比較的さらっとしたキャリアオイルと混ぜた方が使いやすいです。
また、夏の暑い時期やお肌に炎症が見られる時、また春の時期や体重が増えている時などには使用を控えた方がよいです。
●部分的な保湿オイルとして使う
ひまし油は、目元や手、ひじ、かかとなど特に乾燥が気になるところに部分的に使うのもオススメです。
目元については、夜のスキンケアで化粧水や美容液などを塗った最後に、シワや乾燥の気になる部分に少量つけてなじませてみてください。
●ひまし油湿布
ひまし油湿布とは、ひまし油をたっぷり含ませた布を右脇腹(肝臓がある部分)に当てて上から温めるという方法で、身体の中の老廃物を排出しやすくするという生活療法です。
肝臓だけでなく、お腹や背中、胸などに当てるのも効果的で、腰痛改善やリラックス効果も期待できると言われています。
“ひまし油”をオススメする人・しない人
ひまし油は、キャリアオイルの中でも比較的個性の強いオイルなので、オススメする人としない人が分かれます。
●オススメする人
・アーユルヴェーダドーシャの中のヴァータが増えている人・増えやすい人
・秋冬の、空気が冷たく風の元素が増えやすい時
・身体の乾燥がかなり気になる時
●オススメしない人
・アーユルヴェーダドーシャの中のカパが増えている人・増えやすい人
・春夏の湿気や太陽の火が強い時
・身体に炎症がある時
・水・土の元素が増えている時
今回ご紹介した“FLORIHANA ひまし油”の商品詳細
●内容量:100ml
●成分:ひまし油(防腐剤などの添加物は含まれていません)
●金額:1,265円(税込)
※上記の金額は変更となっている可能性もありますので、詳しくは、FLORIHANAの公式サイトをご確認ください。
●商品の購入:FLORIHANAの実店舗または、公式のオンラインショップ