【登山瞑想@木曽駒ヶ岳】しんどい上り下りを楽に乗り切れる秘密の方法
今回登った木曽駒ヶ岳とは?
木曽駒ヶ岳は、長野県にある中央アルプスの最高峰で、日本百名山・花百名山の一つです。
高低差日本一と言われるロープーウェイで標高2612mまで登ると、千畳敷カールが広がっています。
千畳敷カールとは、約2万年前の氷河時代に自然が形作ったカール地形(半円状の窪地)のことで、浅いスープ皿のようなフォルムの珍しい地形に、美しい緑や貴重な植物が広がっています。
近くにホテルもあって、天気が良い夜には、天然プラネタリウムが楽しめるのだとか・・・☆
この千畳敷カールを横目で見ながらに、登山道を登っていくと木曽駒ヶ岳にたどり着きます。
高地なので、ゴツゴツとした岩の道なのですが、空に近い尾根を開放感に浸りながら登るのが最高に気持ち良い!
ラッキーだったら貴重な雷鳥に出会えることもあるらしいのです♪
ただ、これは空が晴れていたらのお話。(写真はフリー素材です。)
実際にはまったく反対の登山となりました。。。
雨風に襲われた過酷体験(今回のリアルな登山レビュー)
朝4時頃、車で目覚めたときから結構な雨が降っていました。
登山アプリで確認しても、「登山に適していない天候」の表示。
通常は諦めるところですが、せっかくここまで来たし、とりあえずロープーウェイで上まで行ってみよう!上はまた天候が違うかもしれないし…ということで、登山装備を整えて出発しました。
でもわずかな期待は完全に外れ、ロープウェイを降りると、雨に加えて風までビュービュー吹き荒れている始末。とても登っていけるような状況ではありませんでした。
でもさすが人気の山、そんな中でも同じような登山客は本当にたくさんいて、多くの人が山に向かっていました。
私達も、レインウェアを着てとりあえず行けるところまで行ってみることにしました。
ただやっぱり美しい千畳敷カールは少しも見えず、ひたすら霧の中を進むことに・・・
登山道を3分の1進んだあたりで、さらに雨と風が強くなってきて、もう立っているのがやっと・・・という状況になりました。
視界も悪いし遭難の危険も感じたので、今回は断念引きしたほうがよいのでは?という思いもよぎったのですが、どうしても諦めきれず、さらに進みました。
その後も雨と風は収まるどころか強まる一方、ガレ場で足場も悪く何度も滑りそうになりながら一歩一歩進んでいきました。
その状態で約2時間登り続けて、やっと山頂に到着!!
山頂にある木曽駒ヶ岳神社で、見守っていただいたお礼を告げて、早々に下山しました。
地上に降りてきたときには、靴の中に水貯まりができるほど全身スブ濡れ。
でも不思議と疲労感はなく・・・・困難を乗り越えた高揚と達成感だけが残りました☆
まぁ、自然には抗えないですからね~、私たちはそれを受け入れるのみなのだと改めて感じた登山となりました(^^)
ヨガティーチャーから教えてもらった、山を楽に上り下りする方法
今回の登山、過酷な状況だったにも関わらず、無事登頂できて下山後も疲労感がさほどなかったのには、一つ理由があります。
以前ヨガティーチャーに教えていただいた「登山瞑想」を実践したおかげです。
登山瞑想とは、登山中、自分が山を登っている、下っていると思うのではなく、山が自分に向かってきている、地上が自分に近づいてきているという意識で進むというもの。
上りが続き、体力的にも精神的にもキツイな・・・と感じたときに、この意識を持つと、不思議と少し楽になるのです。
イメージとしては、エスカレーターを登ったり降りたりしているような感じになります。
これは、登山だけでなく階段の上り下りやランニングの時など、あらゆる辛いとき(身体が)に使える方法だなぁと思います。
素晴らしい瞑想を教えてくださった先生に感謝!!!