【アーユルヴェーダスキンケア】肌質別“フローラルウォーター”の選び方とおすすめの使い方
植物の有効成分が溶け込んだ香りの良いフローラルウォーターは、化粧水やボディミスト、ヘアミストなど様々な使い方ができるのでとても便利、精油よりお手頃でお財布に優しいのも嬉しいポイントです。
今回は、フローラルウォーターの魅力をまとめるとともに、ドーシャタイプや肌質別におすすめのフローラルウォーターをご紹介します。
最後に、おすすめの使い方や使用する際の注意点なども解説していますので、よかったら、ご覧ください。
植物の有効成分が溶け込んだフローラルウォーターとは?
フローラルウォーターとは、植物から精油を取り出すときに生まれる副産物で、ハーバルウォーター、芳香蒸留水、ハイドロソルと呼ばれることもあります。
●フローラルウォーターが生まれるまで
植物から精油を取り出す代表的な方法に「水蒸気蒸留法」があります。
植物と水を同時に熱して蒸気を発生させ、それを急速に冷やすと水分と油分の2層に分かれます。
その中の水分がフローラルウォーター、油分が精油です。
●フローラルウォーターの美容成分
精油ほどではないですが、フローラルウォーターにも精油成分が溶け込んでいます。
その割合は、精油の0.1%ほどと少量ですが、精油のように希釈する必要がなく、化粧水やボディスプレーなどお肌直接つけることができます。
香りもほんのり残っています。
またフローラルウォーターは、精油よりもたくさん抽出できることもあって、お手頃価格なのもありがたいです。
ドーシャ(肌質)タイプ別、おすすめフローラルウォーター
ここからは、ドーシャタイプ別に、おすすめフローラルウォーターをご紹介します。
自身のドーシャタイプが分からない方は、肌質や季節で選んでいただくか、お時間があれば、下記のドーシャ診断を行ってみてください☆
※アーユルヴェーダドーシャ診断
●ヴァータタイプ
<肌質>
乾燥肌、お肌が薄め、色白、透明感がある、シワができやすい、青グマが出やすい
<季節>
冬
<おすすめのフローラルウォーター>
ラベンダー、ローズ、フランキンセンス
●ピッタタイプ
<肌質>
油性肌、お肌が固め、お肌が黒め、ツヤがある、シミができやすい
<季節>
夏
<おすすめのフローラルウォーター>
リンデン、カレンデュラ、ジャーマンカモミール
●カパタイプ
<肌質>
混合肌、お肌が厚め、もち肌、浮腫みやすい、たるみやすい
<季節>
春
<おすすめのフローラルウォーター>
ネロリ、サイプレス、ジュニパーベリー
有効成分を無駄にしない、フローラルウォーターのおすすめの使い方
個人的には、フローラルウォーターを化粧水として使うのがおすすめです。
●フローラルウォーターを使って感じた個人的な感想
植物成分が溶け込んだフローラルウォーターは、植物の持つ美容効果もしっかり期待できます。
私は、リンデンのフローラルウォーターを使っているのですが、使い始めてからお肌の乾燥や黄くすみなどが改善されましたし、気になっていてシミも薄くなったように感じます。
リンデンのグリーンな香りにも癒やされます。
また、コスメブランドで販売されている一般的な化粧水より、価格が断然お手頃なのも嬉しいポイント、種類にも寄りますが、私はこれまで使っていた化粧水の半分ぐらいの金額で済むようになりました♡
●おすすめの使い方と注意点
ただ、フローラルウォーターには保湿・保水剤が含まれていないので、それ単体ではお肌に潤いを閉じ込めることができません。
なので、フローラルウォーターをお肌に塗ったら、すぐにオイルや乳液をつける必要があります。
私は、オイル美容液を塗っていますが、アルガンオイルなどの単体オイルやジェルなどでも大丈夫です。
フローラルウォーターを有効的に活用するためには、できる限り早く保湿成分を補うというスピードが大変重要となります。
また多くの場合保存料などを含まないため、保存は冷蔵庫で行うとともに、早めに使い切ることも大切となります。
まとめ
今回は、フローラルウォーターの魅力と選び方、おすすめの使い方をご紹介しました。
●フローラルウォーターとは、植物から精油を水蒸気蒸留法で取り出すときに生まれる副産物で、水分ですが、微量の精油成分が溶け込んでいます。
●フローラルウォーターの中でも、乾燥肌(ヴァータタイプ)の方は、リンデン、ローズ、フランキンセンスがおすすめ、油性肌(ピッタタイプ)の方は、カレンデュラ、ジャーマンカモミール、ラベンダーがおすすめ、混合肌(カパタイプ)の方は、ネロリ、サイプレス、ジュニパーベリーがおすすめです。
●フローラルウォーターは、化粧水として活用するのがおすすめで、その際にはオイルやジェルと一緒に使うこと、冷蔵庫で保存し早めに使い切ることが大切となります。